より豊かな絆のために Hartz®(ハーツ)

堀井隆行のペットの気持ちColumn

住商アグロインターナショナル ハーツ事業部"
Vol.3

犬と猫の暑さ対策

著者:堀井隆行
犬や猫も暑さに対処する行動をもっている!
犬や猫はその時々の状態に合わせて、より快適な場所を自分で選ぶ 飼い主が用意しておきたい基本の暑さ対策

夏のうだるような暑さに人が“涼”を求めるように、犬や猫にも暑さに対処するための行動があります。これは動物が外敵や気候などから自分の身を護るための「護身行動」と呼ばれる行動の一部です。具体的には、風通しのよい日陰に入って休息したり、冷えた床にお腹をつけて熱を逃がしたり、浅く速い呼吸(パンティング)をすることで熱を発散したりする行動で、犬では水浴びをすることもあります。その他にも、体内でつくられる熱量を減らすために食事量を減らしたり(食欲の減退)、脱水を防いで体も冷やすために飲水量を増やしたり、などの体温調節行動もあります。

このように犬や猫も“涼”を求め、自ら暑さに対処しようと行動するので、直射日光が当たらず、風通しがよく、日陰があり、熱を逃がしやすい床やマットがある生活環境を準備することが飼い主さんの行う暑さ対策の基本です。そうすることで、犬や猫はその時々の状態に合わせて、より快適な場所を自分で選んでくれます。また、食事は涼しい時間帯に与えるようにして、飲み水はできるだけ冷えた状態で飲めるようにしておくことも、犬や猫の体温調節行動に合った対策になります。

熱が体にこもり

犬や猫が自ら暑さに対処する行動をもっているとはいうものの、一度体内にこもった熱を発散する機能は人と比較して低いです。体内の熱を効果的・効率的に発散する方法として発汗による気化熱があり、熱の発散に役立つ水を主成分とする汗はエックリン汗腺から分泌されます。このエックリン汗腺が人では全身にありますが、犬や猫は肉球などにわずかにあるのみで、発汗による効果的・効率的な熱の発散が期待できません。そこで、犬はパンティング(口や鼻などからの気化熱)を、猫は全身のグルーミング(唾液の気化熱)を主な熱の発散方法として行いますが、その効果は人の発汗ほどではないため、体に熱がこもりやすく、熱中症には要注意です。特に犬では、ブルドッグ、フレンチブルドッグ、パグなどの鼻先の短い犬種で熱中症のリスクが高いことが知られています。犬も猫もパンティングは熱がこもって暑いことの重要なサインになる行動で、特に猫がパンティングをしている場合はかなり暑い状態なので要注意です。

暑さで消耗した体力の回復や食欲減退時のエネルギー補給には、エネルギーになりやすい中鎖脂肪酸入りのチーズジュレ(Hartz®おやつサプリチーズジュレ) 散歩のあとに、クールダウン 冷たい水や、冷やしたチーズジュレ

犬や猫を熱のこもった室内や車内に入れておくことは、当然熱中症による死亡リスクが高いですが、犬の場合は散歩にも注意が必要です。日中の散歩は直射日光に当たり、気温が高い上にアスファルトなど地面からの反射熱の影響もあり、運動することで体の中でも熱がつくられるため、熱中症のリスクがとても高くなります。夏の散歩は、早朝または夕暮れ以降の涼しい時間帯にすること、散歩後には冷えた水を飲ませるなどのクールダウンをすること、散歩の前後に食事を与えないこと、などが熱中症対策になります。また、暑さで消耗した体力の回復や食欲減退時のエネルギー補給には、エネルギーになりやすい中鎖脂肪酸入りのチーズジュレ(Hartz®おやつサプリチーズジュレ)を冷やして与えることも良いでしょう。

節電の暑さ対策

真夏日や猛暑日には、エアコンで温度管理した室内が犬や猫にとっても快適でしょうが、近年は“節電”の夏でもあります。できるだけ電気を使わないでできる暑さ対策も知っておきたいものです。例えば、熱を発散できる床面としてペット用クールマットがあります。最近では冷蔵・冷凍不要で、ジェルや金属板、石など熱伝導率の高い素材を使って効果的・効率的に熱を発散できるものが市販されています。また、散歩時の暑さ対策として水に浸してから使うペット用クールベストもあります。電池式の小型ミスト扇風機なども気化熱による熱の発散には有効です。市販品が活用しやすいですが、原理が分かっていれば家庭にあるもので工夫しても良いでしょう。効果的な対策で愛犬や愛猫と暑い夏を乗り切りましょう。